ビジネスマナーの基本 名刺交換と取扱いのポイント

ビジネスマナーの基本 名刺交換と取扱いのポイント

展示会には多くの方が来場します。
ブースを訪れてくれた方から名刺を頂戴する機会も多いですよね。
獲得した名刺は、その後の商談につながる可能性のある重要な見込み顧客情報となります。

展示会での名刺の取り扱い方のマナーやポイントについてお伝えします。

展示会での名刺取り扱いのマナー

ビジネスマナーの基本  名刺交換と取扱いのポイント

 

展示会だからと言って、名刺の受け渡しに特別なマナーがあるというわけではありません。普段、名刺交換に慣れている方なら、基本的に普段通りのマナーで問題ないでしょう。しかし展示会では、アルバイトやインターンなど社会人経験のないスタッフが対応する場合もあるものです。失礼に当たらないよう、以下のような名刺のマナーについて説明しておくと良いですね。

・名刺は両手で受け取る
名刺は両手で差し出されます。片手で受け取るのはもちろんNGです。受け取る時には「頂戴します」と一言添えましょう。

・受け取る時、相手の会社のロゴやお名前の上に指を置かない
名刺に印字されている文字や図案に指がかかるのは失礼にあたります。余白の部分に指を置くようにしましょう。

・受け取った名刺は丁寧に扱う
当たり前ですが、受け取った名刺を無造作にテーブルに置いたり、裏返しになっていたりすると「雑に扱われている」という印象を持たれてしまいます。丁寧に揃えて置きましょう。

・受け取った名刺は速やかに片づける
名刺は個人情報が記載されているものです。急いでいても出しっぱなしにして次の方の対応をしたりしないよう、速やかに所定の保管場所に収納しましょう。

見込み顧客度のランクを設定して仕分けする

展示会で名刺交換する相手の方はさまざまです。
具体的に検討する目的の方ばかりではなく、情報収集が目的の方もいるでしょうし、競合や関連会社の方とご挨拶することも少なくありません。

効果的に展示会後のフォローを行うためには、どの程度その後の商談につながることが見込めるかのランクをあらかじめ設定しておいて、いただいた名刺を仕分けしておくことが大切です。
ランク分けについては、あまり細分化すると判断が難しくなってしまうので、大きく以下の3つに分類するのを基本と考えると良いでしょう。

①すぐに商談になりそうな方
まさに導入を検討していたり、展示内容に関心を示された方など。
営業担当者が現地で判断できるような体制になっているのが好ましいですね。

②すぐには商談にならないが、将来的に可能性がある方
情報収集が目的だったり、他の目的で来場したついでに訪れた方など。

③将来的に顧客となる可能性の薄い方
競合企業の方など、営業としてのアフターフォローの必要がない方。

ランクはあらかじめ設定してスタッフ間で共有しておき、名刺をいただいたらすぐに名刺裏にメモしておいて、ブース裏などで仕分けするようなオペレーションルールを決めておくのがおすすめです。

名刺は速やかにデータ化を

受け取った名刺は、できるだけ迅速にデジタルデータ化しましょう。

紙の名刺のままでは紛失してしまう可能性があります。
また、データ化することによって、他のデータとの照らし合わせも行いやすくなります。

名刺データのデジタル化サービスなどを活用して、速やかにデータ化するようにしましょう。その際に先ほどのランク分けについてもデータとして持たせられるような仕組みにしておきたいですね。