手を抜くべからず。 展示会終了後の効果測定
展示会は他社やお客様に自社商品やサービスを知ってもらえるための最大のチャンス。ですがそのチャンス、本当に生かせているだろうかと悩んでいるビジネスマンも多いかと存じます。
本日は展示会を100%生かすためのポイント、効果測定に焦点をあてて、をご紹介したいと思います。
相手とのご縁を“円”にしろ!
展示会に参加する事で、その日できるお客様ご縁は何十、何百と増えます。ですがその縁、活かすためにはしっかりと情報を整理して、今後に繋がるように作戦を練らねばなりません。
皆様は展示会に向けて念密な準備をしているかと存じます。
自分達が紹介したい商品・サービスを効果的に魅せることができるようにと装飾や展示方法を凝らし、お客様の購買意欲や興味を促すよう工夫し、また市場の動向や買い手の意識調査をするための準備もされていることでしょう。
自分達の狙い通りの反応を来場者様からいただけるよう、可能な限りの準備をして、当日を迎えるのではないでしょうか。
その結果を知るために、効果測定は不可欠です。
三種の展示会 三種の効果測定指標
展示会は目的によって、三種類に大別できます。
その場で商談し、受注につなげる商談直結型。できるだけ多くのリードを獲得し、中長期的な育成を目的とするリード獲得型。社名や製品・サービス名などの認知度アップを目的としたもの三つです。
これら三種の展示会は、それぞれ違うデータを効果測定の指標にします。
①商談直結型:獲得商談数と商談獲得単価、受注商談金額
②リード獲得型:獲得リード数とリード獲得単価
③認知獲得型:展示会後のWEB流入数やSNSの広告閲覧数、広告のPV数
これらのデータから効果測定を行い、展示会の結果とお客様や市場の傾向を考察していきます。
活かせ! 測定効果データ

収集した測定結果の情報は、見やすく分かりやすくまとめ、企業内で共有されることでさらにその意味と効果を増します。
その際に、ミクロとマクロの視点をもって情報をまとめていくことが重要です。ミクロの視点から生まれる資料には、各お客様の反応履歴と個別の興味関心をまとめたもの、マクロの視点からなら、商品・サービスに対する相対的な興味関心をまとめたグラフや、各商品やサービスに反応を示した顧客層を記したものあります。
これらデータを一元化し管理すれば、次回展示会の際に参考となり、大きな武器になることでしょう。
次回に活かせ、報告書 今後のために、事後フォロー
展示会の結果はデータ化し、報告書としてまとめましょう。改善点や次回展示会に向けてのアイデアを記しておけば、会議などで活かすことが可能です。
そして展示会に来てくれたお客様には、可能な限り一人ひとりへ御礼の挨拶をするかと思います。それは今後各お客様へ、お客さまが興味を示した商品やサービスの最新情報をこまめに送るきっかけとなります。
以上のように、展示会の結果データや効果測定をしっかりカバーできれば、皆様の展示会出展は更なる意味合いと効果を生み出すことでしょう。