<展示会レポート>スーパーマーケットを中心とした小売・流通業界のプロ向け商談専門展 スーパーマーケット・トレードショー2015 期間:2015年2月10日(火)~2月12日(木)

スーパーマーケット・トレードショー2015とは

スーパーマーケットを中心に流通業界の最新情報を発信するプロ向け商談専門展

スーパーマーケット・トレードショーは、スーパーマーケットを中心とする流通業界に最新情報を発信するプロ向け商談専門展として、今年49回目を迎えました。

多様化するお客様ニーズへの対応、省エネなどの環境対策、業務オペレーションの効率化など日々高まるスーパーマーケットへの期待や要望。その様々な課題に対し新たな答えをつくる一助となるよう、前回に引き続き「“創”ニッポン」というメインテーマのもと開催。またサブテーマ「豊かな地域社会づくりのために」は、全国の出展者・来場者が力を合わせることで、日本の豊かな地域社会づくりに貢献したい、という思いのもと設定されました。3日間で合計84,614名が来場した本展示会。今年もスーパーマーケットをはじめとする多くの流通小売業界関係者に発展のヒントを与えるため、会場内には様々な工夫が施されました。

スーパーマーケット・トレードショーの会場スーパーマーケット・トレードショーの会場

スーパーマーケット・流通業界の決裁権者も集まる有意義な商談の場

商談スペース
新製品の試飲

従来の同質的な価格競争から、地域に根ざした店づくりが求められている食品流通・小売業界。価格依存しないためには、差別化された独自性や拡大し続ける顧客ニーズに応える多様性が必要とされています。

本展は、そのための情報収集・商談の場。小売業界の決裁権を持つ経営者等を積極的に招待し、(一社)新日本スーパーマーケット協会の正会員をはじめとしたスーパーマーケット・流通業界の経営者やバイヤーとも交流を得られる機会となっています。また明確な目的意識のある来場者が見込まれるため、商談の場も有意義なものに。前回出展者アンケートでは、会期中の商品受注率は3.7%、商談アポイント取得率は27.8%との結果が出ました。商談の成約のみならず、商品のマーケティングも可能。試飲・試食やプレゼンテーションの場として、味覚や視覚、聴覚に直接訴える出展者も多数いました。

8つの出展ゾーンに加えてケアフーズゾーンを新設

今回から既存の8つのゾーンに加えて「ケアフーズゾーン」を新設。健康的なカラダづくりをコンセプトとする機能性食品やサプリメント等を扱う企業・団体が多数エントリーしました。

  • 地方・地域産品ゾーン ・・・ 日本各地のこだわり食品
  • 生鮮ゾーン ・・・ 精肉・加工肉・鮮魚・青果・生花
  • 加工食品ゾーン ・・・ 穀類・調味料・麺類・惣菜・チルド等
  • 菓子・スイーツゾーン ・・・ 菓子類・生菓子類・冷菓・製菓材料
  • 飲料・酒類ゾーン ・・・ 清涼飲料水・酒・ミネラルウォーター
  • 日用品・HBCゾーン ・・・ 日用品・雑貨・非食品商材等
  • 情報・サービスゾーン ・・・ 販売促進関連・関連メディア・フランチャイズ等
  • 店舗設計・資材ゾーン ・・・ 店舗設計関連・包装容器・調理機器・その他店内機器等
  • ケアフーズゾーン ・・・ 機能性食品・特定保健用食品・医薬部外品・サプリメント等

出展社インタビュー

期待の新商品「アサヒスーパードライ エクストラシャープ」ついに発売!– アサヒビール株式会社 –

アサヒスーパードライエクストラシャープ
アサヒビールの担当者

日本を代表する飲料メーカー・アサヒビール株式会社、現在の一押し商品がアサヒスーパードライ累計35億箱突破記念商品「アサヒスーパードライエクストラシャープ」。3月31日から5月末までの期間限定の本商品は、氷点下でろ過するエクストラコールドろ過製法でつくられた超辛口のスーパードライです。ビールのほか、チューハイ、缶カクテル、焼酎、ワイン、ニッカウヰスキー等。様々なカテゴリーで商品展開しているアサヒビール株式会社。

「今年は初の祝日開催でしたが、昨年より多くの方々にブースにお越しいただき、予想以上のご試飲をしていただくことができました。」満を持しての新商品も予想以上のブームを巻き起こす予感です。

インド産の食材輸入卸会社がつくる新たな女性向けブランド「メイフェアキッチン」– アンビカトレーディング株式会社 –

メイフェアキッチンの商品
アンビカトレーディングの担当者

1998年創業以来、スタッフ自ら食し選んだ高品質なインド産スパイス・香辛料・調味料などをインドネシアンレストラン等に輸入販売しているアンビカトレーディング株式会社。そこから30~50代の上質な食材を求める女性向けに新ブランド「メイフェアキッチン」が誕生しました。

日本では入手が難しいインド産のマンゴーやザクロをストレート果汁に仕上げた濃厚ジュースや日本の女性料理研究家、インドのトップメーカー・ギッツ(GITS)の女性シェフと共に開発した、小麦粉を一切使用しない100%手作りカレーなど個性的かつ安心・安全な商品を提供。「多くの方が来場する展示会にて『おいしい!』と喜んでもらえると自信を持てます」。そんなメイフェアキッチンこだわりの商品は、私たちの食卓にも新たな笑顔を届けてくれそうです。

祝・100万袋突破! すっぱおいしさがたまらない「イカ天瀬戸内れもん味」– まるか食品株式会社 –

イカ天瀬戸内れもん味
まるか食品の担当者

まるか食品株式会社のおススメ商品が100万袋突破の「イカ天瀬戸内れもん味」。イカ天とレモンという異色の組み合わせですが、このすっぱおいしさがたまらず、全国でリピーター続出中!インスタグラムやツイッターなどSNSを中心に口コミで広まっています。

この大ヒット商品をプロデュースしたのは女性陣。男性陣の反対もものともせず販売を開始したところ、発売3カ月で累計出荷18万袋を突破。その人気はいまだ衰える気配がなく、「興味本位で食べられた方の大半がそのおいしさに感動します」と力説します。ビール、焼酎、ハイボール、ワイン等どんなお酒にも合うと評判です。一度食べたら止まらないこの味。あなたも試してみてはいかがですか?

創業から50年、今なお評価され続ける容器業界トップクラスの提案力– 株式会社齋藤容器 –

様々な容器
齋藤容器の担当者

ガラス瓶を中心にジュース、調味料、お酒など様々な容器を販売する株式会社齋藤容器。創業から50年経ってもその品質は変わらぬ高評価を受けています。

この日は展示会に向けて、東京、北海道、山形、岐阜、大阪、熊本と全営業所から社員が集合。新商品であるHS角シリーズ(角瓶)の小ぶりサイズを中心に自慢の商品を紹介しました。今後は化粧品等の容器にも注力したいと考える株式会社齋藤容器。ブースには見ていると思わず欲しくなってしまう華やかな容器がたくさん。「店頭で注目されるパッケージが欲しい」「特殊加工品が欲しい」などお客様のどんな課題も解決へと導く、その提案力の高さがうかがえました。

皮作り一筋の皮専門メーカーによるこだわり尽くしの餃子の皮– 株式会社隆祥房 –

国産小麦の餃子皮
隆祥房の担当者

餃子皮、春巻き皮を中心とする皮を作り続けて半世紀の株式会社隆祥房。原材料選びから、配合、製造、品質管理、出荷まで徹底的にこだわり抜き、お客様に“安心と安全”を届けています。今年3月には、国産品の需要の高まりに乗じて、北海道産小麦100%の餃子皮を発売。厳選した小麦「ゆめちから」と「きたほなみ」を使用し、伸びが良く包みやすい、柔らかで弾力のある皮に仕上げました。

「全国のスーパーマーケットに商品を紹介できるため、毎年出展しています」と話す担当者。ブース内では豊富なラインナップのほか、生き物などを模した餃子の包み方も披露。こんな楽しい餃子の皮でパーティーをしたら大盛り上がり間違いなしですね。